USKより愛をこめて

2022年5月

 

ハレルヤ!聖なる主の御名を賛美します。

 皆さま、いかがおすごしでしょうか? 柔らかい緑が美しい釜石の5月でした。

鹿たちも元気に緑地の緑を食べていました。一瞬、バッハの「羊たちは安らかに草を食み」が頭の中に鳴りましたが、鹿ですからね。だいぶ違います。クマが市街地に出没したという情報もあり、動物が身近にいることを喜んでもいられません。山に食物が豊富にないのが問題だと言われています。

さて、遠出することもなく暮らしております。都会の方では、自粛要請はゆるくなってきているのでしょうか。神戸聖愛教会の会員さんが5月22日の主日礼拝に出席されました。現在、東京にお住まいとのことで、新幹線と大船渡線、そして三陸鉄道を乗り継いで釜石まで来られたそうです。こうして実際に会う機会が少しずつ増えていくといいですね。

みなさんが神の恵みを受け取り、神の愛が隣の人々にまであふれますように。

 

 

 

 

 

 



2021年12月

 

ハレルヤ!聖なる主の御名を賛美します。

どのようなクリスマス、新年をお迎えでしょうか。

 

おめでとうと言えない状況もあるかもしれませんが、あえて「おめでとうございます」とお伝えいたします。

コロナ危機の中、またそれぞれの抱えている困難なこともあるでしょう。主イエスが、その困難な中にやってきて、救ってくださいました。「あなたの病は癒やされた」と主イエスは宣言しておられます。そして、いちばん大切なことは主イエスが復活の命としてこの世に来られたということです。

「死」をも打ち破る力が私たちと共にいてくださるのですから、よかったですね。おめでとうございます。主イエスはまた、「あなたの信じるようになるように」とも言われました。あなたが「こんな自分はだめだ」「死んだら終わりだ」と信じているなら、残念ながらそのようになってしまいます。私たちは、信仰を新たに、救われたこと、罪や死に代表されるこの世のすべての悲惨からを、信じていきましょう。信じられないほどの喜びの知らせを、あえて信じる勇気を持ちましょう。

 

 

 

 

 

 

2021年11月

 

聖なる主の御名を賛美します。

10月最後の日曜日(31日)にミュージカル「人生はガタゴト列車に乗って」に出演するとお伝えしました。戦後間もなく、釜石に引っ越してきた井上マスさんの半生記が、山崎眞行さん(ガバチョ・プロジェクト理事長)の手によってミュージカルになりました。私は、主人公マスさんの息子井上ひさし役でした。

震災前に出ていた「かまいしの第九」のように、午前中に教会で礼拝を済ませてから、ホールに向かいます。開演前には、化粧を済ませて舞台袖に飛び込みました。

 

お客さんは、公演2回とも満員で、たくさんの方々に喜んでいただけました。

主人公役の菊地美奈さんは、東京で活躍するプロのオペラ歌手です。東京にいる音楽仲間から「共演できるなんて羨ましい」との声が聞こえてきました。

先月のお便りにも書きましたが、合田良雄さん(故人)のことを思い出しました。「このお芝居を釜石に持ってきたい」とおっしゃっていました。プロによるお芝居を持ってくることは叶いませんでしたが、市民の手で演ずることができて、よかったです。その中に参加することができて光栄です。

 

さて、11月28日からアドベント(待降節)に入りました。クランツのろうそくに一本一本火を灯しながら、主イエスの降誕を待ち望みます。新型コロナウィルスの影響にある2度目のクリスマスを迎えます。私たちは「待つ」ということを大切にしたいと思います。「マシュマロ・テスト」という心理学実験にもあるように、嬉しいことを先延ばしする力は人生を生きる上で大切なことです。今は、生活に様々な制約がある時ですが、自由になる時を「待つ」時でもあります。

 

さて、11月28日からアドベント(待降節)に入りました。クランツのろうそくに一本一本火を灯しながら、主イエスの降誕を待ち望みます。新型コロナウィルスの影響にある2度目のクリスマスを迎えます。私たちは「待つ」ということを大切にしたいと思います。「マシュマロ・テスト」という心理学実験にもあるように、嬉しいことを先延ばしする力は人生を生きる上で大切なことです。今は、生活に様々な制約がある時ですが、自由になる時を「待つ」時でもあります。

 

 

 

 

 

2021年9月

みなさま、あっという間に9月も終わりを迎えようとしています。年々、時間が早くなるように感じるのは、心理学的にしょうがないことのようです。しかし、忙しい毎日の中で、この世の論理ではなく、永遠に変わらない愛の論理に包まれる時間を5分でも15分でもいいので確保しましょう。

 

新生釜石教会では、9月に洗礼式がありました。今年6月から礼拝出席するようになったS.K.さんの洗礼式です。Kさんは、幼い頃から生と死とは何かと考え続けてきて2年前にはイエス・キリストを主と信じるようになっていたそうです。しばらくの間、一人でイエス・キリストを信じてきましたが、6月に「教会へ行って兄弟姉妹との交わりを持ちなさい」と促しを受けて、教会に来るようになりました。間もなく50歳の誕生日を迎えるので、その前に受洗をとのご希望でした。9月19日洗礼式となりました。

これから、支え合い、励まし合う主イエスの家族となっていきましょう。

 

9月20日は、オンラインで奥羽教区(青森・秋田・岩手)教会婦人会連合の集いが開かれました。

秋田県の脇本教会の中西絵津子先生の話をお聞きしました。

見えない神さまを信じている私たちが、目に見えなくても、一緒の場所にいなくても、共に生きることができる恵みを思わされました。

オンラインは現実に会えない人と人との距離を縮めることができます。お孫さんや親しい方とテレビ電話できるのも嬉しいことですので、未体験の方は、挑戦してみる可能性を考えてみてはいかがでしょうか?

 

講演の前半では、コロナウィルスが感染するように、初期のクリスチャンも疫病のように感染すると恐れられていた(使徒言行録24:5)ことが紹介されました。コロナ感染症状は、「発熱、咳、鼻水、味覚・嗅覚障害・・・」なのに対して、福音に感染すると「愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制」(ガラテヤ5:22~23)という聖霊の実を結ぶことができるようになります。積極的に福音に感染して、他の人への感染源ともなっていけるようになりましょう。

 

 

 

 

 

 

 
   

 

 

2021年7月

『新生釜石教会だより 2021年夏号』ができあがりました。

今回は、たくさんの教会の方々から原稿が寄せられました。ありがとうございます。

Printpacさんできれいな印刷です。

どうぞ楽しみにお待ち下さい。

デジタルデータ(PDF)でもお送りできます。お問い合わせください。

次号もみなさんからの原稿を募集します。内容は信仰に関するものや日々感じていること、趣味、ペット自慢などみなさんの自由な原稿を募集しています。連載中の「『ライオンのおやつ』バトンを受けて」もよろしくお願いします。

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目次

◎ごあいさつ+福音メッセージ

「神さまの言うとおり~大切なことの決め方」

柳谷雄介牧師

◎新生釜石 心象スケッチ

・町の日 小泉トモ子

・野の花歳時記・夏の花 澤田和三

・がんになった  usaginopokochan

・耳パンは幸せの味~「ライオンのおやつ」バト

ンを受けて

    朴栄子(豊中復興第一教会)

・柳谷先生たちとの思い出 田村育代(内丸教会)

・歌三首      利光純子(東梅田教会)

・アウン・サン・スーチーさん   ピエロ

◎編集後記

◎サポーターの皆さまへお願い

◎お便り紹介コーナー

◎賛美歌紹介 「見よ、新しいことを」

 

 

 

 

 

2021年6月

5月30日に「曲をつくってみよう」ワークショップ礼拝をしました。そのワークショップでは、曲はできなかったのですが、K.M.さんがあらかじめ用意してくれました。ワークショップの最後にも言ったことなのですが、音楽は変わり続けます。できた曲を完成したと思わないで、何度も口にしていく中でブラッシュアップ(磨きをかける)していくことが大切です。一緒に何度も歌ってみましょう。

 

紫波町にある日詰教会は、今年創立100周年を迎えます。6月5日には、100周年記念講演会がありました。筑波大学教授の斎藤環さんの講演会でした(斎藤さんのお父さん、お母さんは北上教会の会員です。お父さんは最近洗礼を受けました)。個人的には、盛岡一高の先輩ということもあり、直接お会いしてお話できたら嬉しかったのですが、残念ながらオンライン開催でした。東京(茨城?)と日詰教会をZOOMでつなぎ、日詰教会に集まった私たちが斎藤さんの講演を聞きました。

講演内容は興味深いものでした。不登校・引きこもりの支援は、「登校」「就労」をゴールとしてはいけないそうです。「どうすれば本人が元気になるか」→「自分自身の状態を肯定的に受け入れられるようになること」に方向づけするのがいいようです。また、その方向づけのためにオープンダイアローグという手法を実践されていて、「解決を目指さずに、対話を続けることを目的とすると、なぜかうまくいく(本人が自分の状態を肯定的にとらえられるようになる)」とおっしゃっていました。もっと詳しく知って実践したいと思いました。

写真(初夏の釜石港 緑色のクレーンとガントリークレーン)

 

 

 

 

 

 

2021年5月

震災以降、多くの支援団体、宣教師たちに支えられてきましたが、東北ケアの星崎マーク、ウェンディ夫妻がアメリカに帰国されることになりました。5月5日のお別れ会の写真です。これまでお世話になった星崎夫妻に感謝すると共に、今後の祝福をいのりたいと思います。

ちなみに、写真にも写っている古宮家族も一時帰国します。また釜石に戻ってきて楽しい時間を過ごす時を楽しみにお祈りしましょう。

 

5月の第5日曜日(つまり、今日)は、リラックスワーシップとして、礼拝の中で作曲にチャレンジしてみようかと思っています。毎年、年間聖句の歌を私が作ってきましたが、今年はワークショップのような時間をとって、みんなで作ってみようかと思っています。どんな曲になるか、どんなことになるか、楽しみです。

5月15日には、東京からみのもとみこさんが来て、TETTO(市民ホール)でコンサートをしてくれました。コロナの中にあっても、つながりを大切にしてくださるみのもさんに感謝です。かまいしこども園の子どもたちも、散歩の途中に少しだけコンサートに参加していきました。

 

新生釜石教会につながるお一人お一人に、主イエスの祝福と平和を宣言いたします。

主の恵みのうちに過ごしましょう。

 

 

 

 

 

2021年4月

聖なる主の御名を賛美します。みなさまは、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

先月お伝えしましたが、イースターにM.T.さんの洗礼式がありました。

クリスマスに主イエスと出会い、教会に電話してこられました。2月から欠かさず礼拝出席されています。新しく信仰の歩みを始めたM.T.さんに祝福をお祈りください。

 
みなさん感じておられると思いますが、今年は桜の開花が早かったです。例年4月中旬から下旬の開花が、3月31日には咲き始めました。あっという間に満開になり、あっという間に散っていきました。釜石の桜が散るころに、遠野で満開の桜を見ることができたので、2度花見(?)を楽しむことができました。

  花は

自分の美しさを

知らないから美しいのだろうか

知っているから

美しく咲けるのだろうか

 星野富弘さんが「てっせん」に寄せた詩を思い出しました。

 

遠野の代務も2年目に入りました。月に一度教会で礼拝と役員会、月に何度かこども園で礼拝のお話とチャプレンの役割を担っていきます。釜石でも遠野でも子どもたちとの交流ができて感謝です。

新生釜石教会につながるお一人お一人に、主イエスの祝福と平和を宣言いたします。

 

 

 




2021年3月

聖なる主の御名を賛美します。みなさまは、いかがお過ごしでしょうか。

イースターには洗礼式がある予定です。新しく主イエスを救い主と告白する方に祝福をお祈りください。

 

あの大震災発生から10年が経ちました。新型ウィルスの影響で行事が縮小されたのですが、思ったより重苦しい3.11でした。テレビをつけると重苦しいドキュメンタリーが次々と流れました。それらを見て思わされたことがあります。「『癒やされない傷を受けた』という言葉が溢れて、私たちはその言葉に溺れていないだろうか?」と。確かに、東日本大震災とそれに続く福島第一原発メルトダウン事故は、国難と言えるほどの大きな災禍でした。今現在、癒やされていない傷を抱えている人が大勢おります。しかし、イエスさまの御心は、傷を受けた人々が癒やされることにあります。どれほど癒し難い痛み、病であっても、それを飲み込んで余りあるほどの愛を、神さまはお示しになっています。それが主イエスの苦難と十字架・復活です。イザヤ書53章5節には、次のように書いてあります。

「彼が受けた懲らしめによって、

私たちに平安が与えられ

彼が受けた打ち傷によって、

私たちは癒やされた。」

イザヤは、自分から見て後にやってくる救い主のことを、<傷ついた癒し人>として預言しました。この預言が成就したのが、2千年前のイエス・キリストの「十字架」です。そして、十字架の惨めな死が無駄ではなかったことを後世に伝えたのが、「復活」です。どれほど、この世が暗闇に満ちていても、どれほど、この世が悲しみに覆われようとも、そして、現在のように世界中が死の恐怖に襲われようとも、主イエスの十字架と復活は、すべてを超えて深く広く大きいのです。

今ほど、キリスト者が「あなたの傷は癒やされます」と宣言する必要を感じることはありません。癒やされていない人が大勢いるからこそ、主イエスによって平安を得ている私たちは、宣言していきたいと思います。

「乗り越えられない試練はない」という言葉がありますが、同じように「癒やされない傷はありません」とキリスト者は宣言しましょう。もちろん「試練を乗り越える」のも「傷が癒やされる」のも、神の力によるものです。人間にはどんなに不可能と思えることでも、神には不可能はないからです。そして、この宣言をするためには勇気が必要です。悪魔は私たちをそそのかして、この世に光をもたらす宣言を無効化したいからです。お互いに励まし合って、この世の声や悪魔の声ではなく、神の愛の言葉をこの世界へと満たしていきましょう。

 大きな傷を受けたこと

 なかったことにはできないけれど

 痛みを知った君にしか

 負えない使命を身に受けて

 新しい命に輝くその時が

 いつか必ずやってくる    (2016年ピアノ復活に寄せて 柳谷雄介)

 

 

写真 : 3・11被災復活ピアノ陸前高田で演奏されました。(「岩手after10years by 岩手日報」で検索)

 






2021年2月

聖なる主の御名を賛美します。みなさまは、いかがお過ごしでしょうか。

 

2月も最終週となりました。

レントの季節を過ごしております。イースターは4月4日です。東日本大震災10周年ということもあり、重苦しいこともありますが、キリストがあらゆる死に勝利されたことを思って、喜びのイースターを迎えましょう。

今年は、寒い冬でした。何度か雪かきをしました。いつも向かいの佐忠さん若旦那佐野忠次さんが手伝ってくれます。感謝です。

 

2月13日の深夜には福島県沖を震源とする大きな地震がありました。釜石は震度4でしたが津波が来たらと一瞬緊張が走りました。10年前の東日本大震災の余震らしいので、今後も注意が必要なのかもしれません。

今、教会では防災対策検証委員会を開いています。今後予想しうる災害に対して教会はどう備えるのかを話し合っています。ご意見がありましたら、どうぞお寄せ下さい。

 

2月15日~16日は日本インターナショナルスポーツパートナーシップ(JiSP)キックオフ大会が開かれました。この会に参加して3年目になります。今年は、このご時世ですので、やはりオンライン開催となりました。岩手の仲間(古宮剣、近藤愛哉、齋藤満)は釜石に集まりました(写真左列上から4番目)。オンラインの後にオフライン食事会を宝来館で開いて、楽しい交流のひと時とになりました(朝には宝来館の女将さんとも会うことができました)。

 

新生釜石教会につながるお一人お一人に、主イエスの祝福と平和を宣言いたします。主の恵みのうちに過ごしましょう。

 

 

 


2020年12月

「すべての人を照らす まことの光があって 世に来た。」

ヨハネ福音書1章9節

クリスマスおめでとうございます。主イエスの降誕をお慶び申し上げます。

クリスマスの喜びは、すべての人に与えられました。

 
今年は、コロナの影響が全世界のすべての分野に及びました。教会も例外ではなく、集まる礼拝を中止したり、クリスマスイブの礼拝も集まらないことにしたりしました。大勢が集まることが難しい時ですが、それだからこそ、最初のクリスマスに思いを馳せることができると思います。寂しい馬小屋でイエスさまは生まれました。今またこの現実の中にイエスさまはお生まれになっています。

 

新生釜石教会につながるお一人お一人に、主イエスの祝福と平和を宣言いたします。主の恵みのうちに新しい年を迎えましょう。

12月20日 クリスマス礼拝


イギリス人指揮の聖歌隊(Self-Isolation Choir)にバーチャル参加しました